当ブログは、AWSで運営しています。1年間の無料期間中は、月60円程度でしたが、無料期間を超えると、月4,000円に跳ね上がりました!
ブログサーバー移転を考えましたが、結構むずかしく・・・。
ALB(アプリケーション・ロードバランサー)は、SSLを使う上で必須。
手始めに安くできるのは、インスタンスを安くすること。
無料枠で使っていたインスタンス t2.micro から、t3.nanoに。そしてスポットインスタンスに。
これだけで1,000円/月ほど安くなりそうです。
t3.nanoのスポットインスタンスに切り替えた手順をまとめます。
■参考サイト

AWSサーバー切替 インスタンスの設定
今のインスタンスからバックアップをとり、バックアップを元に、安いインスタンスを選んで起動します。
インスタンスのAMI(マシンイメージバックアップ)を取得
AMIを取得します。このAMIからインスタンスをコピーして起動することができます。
※インスタンスとは、ざっくり言うと、Amazonのクラウドサーバーです。
AMIからt3.nanoのスポットインスタンス起動
さきほどバックアップしたAMIを選び、右クリック→スポットインスタンスを選びます。
最大金額を選べます。私は、0.02ドル(/時間)と設定しました。これで、インスタンス代は、最大で月1,500円程度になる見込みです。たぶんもっと安くなるはず。深夜はさほどアクセスされないので。
t3.nanoは、オンデマンドで 0.0052 USD/時間です。
1年間のリザーブド(事前予約)の場合は、0.003USDなので、1年以上使う予定があれば、リザーブドがさらに節約できます。
インスタンスをインターネット経由で確認
インスタンス起動後は、外部IPアドレスで接続確認し、同じサイト構成になっているか確認しましょう。
AWSサーバー切替 Elastic IPを新インスタンスに設定
Elastic IP(固定IP)は、インスタンスから外しておくとお金がかかる仕組みです。
旧インスタンスをTerminate(終了)させた場合に備えて、事前に新インスタンスにつけておきます。
AWSサーバー切替 ALB(ロードバランサー)の設定
ALBは、セキュア通信(SSL通信)に必要です。
ALBを新規作成し、ターゲットグループ、新規作成したインスタンスを設定します。
※インスタンスIDは、実行中のインスタンスから選択できます。
AWSサーバー切替 Route 53の編集
Route53を選び、ホストゾーンから詳細表示します。
レコード名(ドメイン)を選び、 トラフィックのルーティング先 を編集します。
ここには、ALB(ロードバランサー)のIDを設定します。
旧インスタンスにリンクしたALBから、新インスタンスにリンクしたALBに変更します。
AWSサーバー切替完了! URL入力して確認
以上で、AWSサーバー切替完了です。URL入力してインターネット経由で確認します。同じサーバー構成で見れることを確認します。
AWSサーバー切替 旧サーバー終了時の注意点
旧インスタンスは終了しないとお金がかかり続けます。ただし、終了前に次の点に注意しましょう。
旧インスタンス まずは停止する
旧インスタンスを終了すると二度と起動できなくなります。一旦停止してみましょう。
URLをインターネット経由で確認します。503エラーや502エラーが出ないことを確認します。
※エラーになる場合は、切替がうまくいっていません。旧インスタンスを「開始」して、再度切替をやりなおしましょう。
旧ALBを削除、旧インスタンスを終了する
切替がうまくいっていることを確認できたら、旧ALB(ロードバランサー)を削除し、旧インスタンスを終了します。
AWSサーバー切替 まとめ
AWSの切替は、うまくやれば10分程度で終わります。
でも、AWS専門用語が多かったり、手順を忘れがちなので、備忘録的にまとめてみました。